梅干し作りにホーロー容器が選ばれる理由とは?老舗が教えるメリットと注意点
梅干し作りにホーロー容器が選ばれる理由とは?老舗が教えるメリットと注意点
自家製の梅干し作りに挑戦する際、道具選びで迷うのが「容器」です。古くから梅干し作りにはホーロー(琺瑯)容器が最適と言われていますが、それには明確な理由があります。今回は、1947年創業の梅干専門店「うまい梅のながおかや」が、梅干し作りにホーロー容器を使う理由と、そのメリットを詳しく解説します。
1. 強力な酸と塩分に強い「耐食性」
梅干し作りの過程では、大量の塩と、梅に含まれる強いクエン酸が容器に触れます。一般的な金属製の容器(アルミやステンレスの一部)では、酸や塩分によって金属が溶け出したり、錆びたりする恐れがあります。ホーローは金属の表面にガラス質の釉薬を焼き付けているため、化学変化が起きにくく、酸や塩分に非常に強いのが最大の特徴です。
2. 臭い移りや色移りがしにくい
梅干しは独特の香りと、しそ漬けなどの強い色が特徴です。プラスチック製の容器だと、長期間漬け込んでいる間に臭いや色が染み付いてしまうことがありますが、表面がガラス質のホーローならその心配がほとんどありません。洗浄も簡単で、常に清潔な状態を保つことができます。
3. 雑菌の繁殖を抑え、長期保存に適している
ホーローは表面が滑らかで非吸着性が高いため、雑菌が繁殖しにくいという衛生的な利点があります。梅干しは数ヶ月から数年かけて熟成させる保存食。品質を安定させ、カビのリスクを抑えるためには、ホーローのような衛生的な容器が重宝されます。
4. ホーロー容器を使う際の注意点
非常に優れたホーロー容器ですが、注意点もあります。それは「傷」です。表面のガラス質が衝撃や研磨剤などで欠けたり傷ついたりすると、そこから中の金属が露出し、錆びの原因になります。かき混ぜる際は木製やシリコン製の道具を使い、優しく扱うのが長持ちさせるコツです。
紀州南高梅の魅力を引き出す「ながおかや」のこだわり
道具にこだわって美味しい梅干しを目指すなら、素材となる梅選びも重要です。和歌山県みなべ町に構える「うまい梅のながおかや」では、厳しい品質基準を満たした「紀州特選梅干」の認定を受けた、皮が薄く肉厚で柔らかな紀州南高梅のみを使用しています。
1947年の創業以来、職人の技で一粒一粒丁寧に、塩漬けから土用干し、調味までを行っております。はちみつ梅やしそ漬け、減塩タイプから昔ながらの味まで、専門店ならではの豊富なラインナップで、皆様の食卓へ本場の味をお届けします。
